ヴァルダナ朝【古代インド】

ここまでの流れ

北インド全体を統一した大国グプタ朝は、550年頃に遊牧民エフタルによって滅ぼされてしまいました。分裂状態に陥ったインドを、再び統一する人物が現れます。

ヴァルダナ朝は一代限り

インドの王朝はコロコロ変わるので、覚えるのが大変ですね。

しかし今回紹介するヴァルダナ朝は、王様一代限りで滅亡した超短命な王朝なのです。
それは助かります!ヴァルダナ朝でちょっと休憩します..

建国者ハルシャ王

地図
そんな短命のヴァルダナ朝、最初で最後の王様がハルシャ王です。名前をハルシャ・ヴァルダナといいました。名前がそのまま王朝の名前になってるので、覚えやすいですね。
ハルシャ王は7世紀前半にヴァルダナ朝をおこし、北インドを統一しました。

玄奘

仏教の本場で学びたい!

ヴァルダナ朝の時代に、中国から玄奘という僧がやってきました。玄奘は、より深く仏教を学ぶためには本場のインドへ行くしかないと考えました。中国の王朝からは出国を禁止されたにもかかわらず、玄奘はこっそりとインドへの向けて旅立ちました。玄奘は『大唐西域記』という旅行記に、17年間に及ぶ旅の記録を残しています。

エリート中のエリート

無事インドに辿り着いた玄奘は、ナーランダー僧院という仏教の学校で学びました。

仏教エリートが集うナーランダー僧院の中でも、玄奘は極めて優秀な成績を収めたそうです。

ナーランダー僧院

遺跡

分裂期へ

 647年頃にハルシャ王が死去すると、王様の座をめぐって争いがおこり、ヴァルダナ朝は急速に衰退しました。その後のインドは300年もの間、地方の勢力が争う分裂期に入ります。この分裂状態のインドをまとめたのは、イスラーム勢力でした。

古代インド