スパルタとは?わかりやすく解説【古代ギリシア】

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スパルタ

古代ギリシアのドーリス人によるポリス(都市国家)。厳しい軍事教育制度をとり、「スパルタ教育」として今日でも知られている。ペロポネソス戦争ではアテネを破って一時期はギリシア世界を制覇したが、4世紀前半にテーベに敗れ衰退していく。

例外的なポリス

ギリシアのポリスの中でもスパルタは例外的、異端児のようなポリスでした。
異端児スパルタ
穀物が育つので自給自足生活をする
→他の都市と交易をする必要がない
→閉鎖的な国家体制になる
他のポリスと違ってスパルタは穀物を育てることができたのです。ということは、他のポリスのように交易をする必要がありません。交易をしないので閉鎖的な国家体制をスパルタは敷いていました。

ペリオイコイとヘイロータイ

スパルタの人口構成は3層に分かれていました。
スパルタの人口構成
完全市民:一般のスパルタ市民のこと
ペリオイコイ:完全市民ほどの権利は与えられていない、半自由民です。農業や商工業に従事していました。
ヘイロータイ:奴隷です。完全市民1人当たり20人のヘイロータイが仕えていました。
スパルタの男性市民は兵隊になるために生きているようなものなので、農作業のような生産活動は下級のペリオイコイやヘイロータイにやらせていました。

リュクルゴス体制

リュクルゴス:前6世紀頃、スパルタの軍国主義体制を確立した人物。

上述のとおり、スパルタの完全市民たちの下には大量のヘイロータイ(奴隷)が仕えていました。
それだけ奴隷の数が多いと、反乱を起こされたときが怖いですね。

そうですね。そこでリュクルゴスは「奴隷に反発されたくなければ自分たちが強くなればいいんだ。」と唱え、市民に徹底した軍事訓練を受けさせました。
リュクルゴス体制
  • 子供は7歳になると丸坊主、裸足、丸裸で軍事訓練を受ける
  • 同じ服を着て、同じ食事をとる
  • 軍事訓練として、ヘイロータイを殺害することを許可
  • スタミナをつけるため血を混ぜたスープを飲む
これだけ徹底的に市民を兵隊として育て上げると、奴隷が反乱したところで適いません。こうしてリュクルゴスはスパルタをギリシアポリス随一の強国に押し上げました。
MEMO
“スパルタ教育”という言葉はギリシアのスパルタが由来です。