ヒッタイトとは?分かりやすく解説【古代オリエント】

ヒッタイトとは?

インド=ヨーロッパ語系の民族。前17世紀頃、小アジア(アナトリア)に建国し、バビロン第一王朝を征服した。史上初めて鉄製の武器を使用した民族である。前1200年ごろに海の民により滅ぼされた。

小アジア(アナトリア)に建国

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小アジアは、現在のトルコが位置する地域です。ヒッタイトは前17世紀半ばにこの地域に建国しました。それ以前にヒッタイトがどこに住んでいたかは今もはっきり分かっていません。ヒッタイトが建国した頃、メソポタミアにはミタンニ王国とカッシートが、エジプトでは新王国シリア・パレスチナまで勢力を伸ばしていました。
遺跡
ヒッタイトは首都をハットゥシャに置きました。トルコのボアズキョイ近郊で当時の遺跡が発掘されており、世界遺産に登録されています。

鉄製の武器を使用

ヒッタイトは世界で初めて鉄製の武器を使用した民族です。

豚さん

それまでの人類は青銅器を武器として使用していました。
ヒッタイトは鉄という最強の武器を使い、メソポタミアにも侵入してバビロン第一王朝を滅ぼしました。

カデシュの戦い

カデシュの戦い:前13世紀にシリアで起きた、ヒッタイトと古代エジプト新王国による戦争。
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ヒッタイトとエジプト新王国はカデシュという地域で国境を接していました。このカデシュを交易の拠点にしたいと両国がせめぎあい、カデシュ戦争が始まりました。

豚さん

戦争は引き分けに終わり、世界最初の平和条約が結ばれました。

海の民に滅ぼされる

前1200年頃、ヒッタイトは詳細不明の民族「海の民」によって滅ぼされました。以降、小アジアはリディアが支配していきます。